ブログ再始動します!!!
お久しぶりです。 ジェースケです。 最後の投稿をしてから5年、ずっとブログの更新をおサボりしていました。 原因という原因はありませんが、強いていうならノートパソコンを落下させて画面が割れてテンションが下がったと言うのが一番の理由でしょうか。 僕がサボっている5年の間に元号が変わり、首相が代わり、コロナという人類が未曾有の危機が訪れ、サボっていた時間の長さに震えています。Twitterでもその間に新しいアカウントさんが現れ、フォロワーさんの人数を抜かれ、本を出版された方が何んっもいますね。 いろいろな方と出逢い、話したり考えたりしているうちに、やっぱり自分でも自分の考えを深くまとめたいと思いブログを再開することにしました。 しかし、ひさ渋りすぎてIDmoパスワードもわからず、再発行してなんとかログインしたものの、更新画面がどこにあるかわからず四苦八苦、ようやく見つけたと思って描き始めたはいいのですが、今現在では編集画面でなぜか白背景に白文字になっており、自分の会多分しぃ卯がどう変換されているのじゃ確認できない状態のまま文を打っております。 とりあえず今日のところは意気込みだけを書き込んで投稿いたします。 なるべき週1くらいで更新したいと思っていますのでよろしくお願いします。
「生活指導大喜利」をはじめた理由。
今日は、最近セミナーなどでお話しする機会を頂いた時やTwitter上で行っている生活指導大喜利についてお話します。
まず生活指導大喜利は
としてはじめました。
何故生活指導大喜利を始めようと思ったか
についてお話します。
ある日教室を出ると、廊下に児童が横になっていました。
よくあるじゃないですか。こういうこと。え、ない?
その時に、はじめは普通に「コラコラちょっと、そんなところで寝るんじゃないよ」と注意しようと思ったんです。
ただ、特別支援学級の担任が通常学級の児童に関わる時ってなかなかデリケートでして、通常学級の児童との関係を壊してしまうと「あのうるさい先生がくるから〇〇学級に交流にきてほしくない」と思われてしまう可能性があるのです。
なので、注意しない方がよさそうだけど、教師としていけないということは伝えたい!そう思ったときに
例えツッコミしてみようと思ったのです。
廊下で寝ている子のあまりに自由な姿にはじめは
というツッコミを思いついたのですが、ん・・・ちょっと待てよ「動物」って人権的にアウトな気がするな。と思い。
次に思いついたのが
でした。おおこれならなんかいい感じがしますね。猫の自由気ままな感じとか、やんちゃな感じとか出ますよね。
そう児童に対応するのってセンスが必要だなと思ったんです。
また、別のセミナーに出た時に
「児童にジジイって言われたらなんて返す?」
という話題になりました。
その時の講師の先生は「クソジジイ」と言われたときに「なんだクソガキ。調度いいじゃんクソ同士ちょっと話そうぜ」というと仰っていました。こういううまい返しをもっておくことはこの仕事を続ける上で重要だと思ったのです。
Twitterで「じじいばばあ上手い返し選手権」というのをやりました。いくつか面白い回答を頂いたのですが、そのときにこんな質問やご意見がありました。
もちろん、その通りです!
大人に向かって「じじい!」「ばばあ!」という不適切行動に対して面白い返しをしてしまうと、その児童は「大人にじじいばばあっていうと楽しいことが起きる」と誤学習してしまう可能性があります。
しかし、僕は思うのですが、児童に「じじい」「ばばあ」と言われたときに、感情的に言い返してしまったり、傷ついて戸惑ってしまったりするのが一番よくないんです。
また、ここが一番大事だと思っているのですが、児童とずっと関わっていくためには指導者の心を守ることが重要なんです。
・感情的にならないため
・指導者の心をまもるため
児童の1つ上手をいくための「うまい返し」を2,3ストックしておくことで、指導者が余裕をもって児童対応に当たれると思うのです。
是非「生活指導大喜利」を通して、楽しんで児童指導にあたれたらなあと思います♪
ALL教育フェスタ九州2018で話したことまとめ。
今回ALL教育フェスタ九州2018に呼んで頂き、特別支援の話をさせて頂きました。
そこでの話をちょっとだけまとめさせていただきます。
■まず自己紹介。
みなさんにも自己紹介をしていただきました。
学生さんの自己紹介とても簡潔で素晴らしい!だいたい教員の集まりだとここで時間がかかる(笑)
次に僕の師匠であるS先生の紹介をしました。
S先生はツイッターにも時々登場しますが、僕の特別支援担任としての考え方を99%くらい作ってくれた先生です。99%というのは、残りの1%が結構違うからです。そしてこの違う部分が僕なのです。
直前のkota先生の講演の中に24時間テレビの賛否について問う話がありましたが、これは僕も悩んだことがありました。
偽善じゃないのか。
感動の押し売りじゃないのか。
でもやらない善よりやる偽善。
実際に、助かっている人がいる。
そしてS先生に尋ねてみたことがあった。
「S先生は24時間テレビ好きですか?」と
S先生の答えはこうだった。
「ジャニーズがいっぱい出るから好き♡」
そう。全ての事柄に教員として正しい答え、態度をもたなくてもいいということを教えてくれた。こういうところが実に信頼できる人なのです。
☆困り感体験①
僕が言葉で指示を出しました。
① 小さい〇を2つ描きます。
② その周りにちょっと大きな〇を1つ描きます。
③ その上に小さな〇を2つ描きます。
④ その周りに大きな〇を1つ描きます。
⑤ 最後に大きな〇の上に△を2つ描きます。
聞いている人がいろいろな絵ができあがります。
ここで正解発表。
そして指導者から叱責。「何やってるの!先生言ったのと全然違うじゃない。」
しかし?これ子どもが悪いですか?教師の指示が悪いですよね。
というお話。
に+して、でも子どもに自由に描かせたい時もある。
明確な指示を足すときと、自由度を持たせるときの判断が大事。
■特別支援学級の1年。
勤務校の年間行事予定と、特別支援学級の年間行事予定を写して見て頂きました。
また、学級編成。学習の小グループの編成のお話をしました。
☆困り感体験②
利き手と逆の手で「ALL教育フェスタ」と書いてもらいました。
みなさん書き慣れているはずの字なのにうまく書けず苦戦していました。
ここで教師からまた叱責。
「どうして書けないの?もう大人だよね?かっこ悪いよ!真面目にやりなさい。」
当然ですが、わざとです。(嫌いにならないで汗)
発達障害の子どもの困り感と、それを怒られた時の気持ちを体験していただきました。
■特別支援学級の1日
勤務校の時間割をお見せして、特別支援学級の授業についてお話ししました。
●特別支援学級の教科書について
●生活単元学習の説明。
●算数の授業実践
高学年での授業実践例。
低学年の授業の実践報告を行いました。
●国語の実践
子どもの漢字テストの例を見て、どこまで丸にするかをみんなで考えました。
また、通常学級の教科書の内容が難しい児童にどのような教材を扱うかなどの実践例を紹介しました。
■保護者の願い。保護者の想い。
特別支援学級の保護者は考えもさまざま。願いもさまざまです。
そういった保護者の願いを、受け入れつつ、こどもたちの成長を考えていく必要があります。
■先生になるみなさんへ。
特別支援学級は、学校の中で忘れられてしまうことがときどきあります。
これはもちろん、特支の担任の努力も必要なのですが、ちょっとだけちょっとだけ頭の片隅に彼らもいることを覚えていてほしいことを伝えました。
■そしてまとめ
特支の子たち、苦手なこともある。こだわりもある。でもちょっとだけ手を差し伸べると
特技に変えてあげることもできるかもしれない。
というお話をさせて頂きました。
そして最後に「生活指導大喜利」をちょっとだけやって終わりました。
生活指導大喜利についてはまた今度。
参加者のみなさん本当に熱心でこちらがたくさんパワーをもらっちゃいました。
スタッフのみなさんありがとうございました。
落語×授業
いい落語とか漫才って(コントは?と疑問に思われるかもしれないがコントは今回はちょっと除きます。)ネタの内容やテクニックはもちろんなんだけど、突き詰めるとそもそもサウンドとしての美しさがある気がする。
サウンドとして美しいものは「ずっと耳に入れていたい」と思える。
落語には「ヤマ場」と「ダレ場」というのがある。
「ヤマ場」は物語の盛り上がりどころ。一番聞いていて面白い部分。
「ダレ場」は、聞いている人にとっては退屈だが、物語を進行する上で必要となる部分。
落語家は、ネタの中で声色を使い分けるが、このダレ場こそいい声で演じるそう。
「ヤマ場」は放っておいても聞いてくれるが、「ダレ場」はそのままでは聞いてくれないので、サウンドとして美しくする。ということ。
このテクニック、授業でも共通すると思う。
45分間同じ声で話していないだろうか。
退屈な説明の場面、どんな声で話しているだろうか。
ちょっと意識をしてみようと思う。
そして落語と学校の共通点がもう1つ。
かの立川談志師匠の言葉にこんな言葉がある。
「落語とは人間の業の肯定である。」
落語の主人公の多くは、賢くないし、いい加減。仕事もしていないし借金もある。
愚か者のことを、落語によく出てくる主人公に例えて「与太郎」というくらいだ。
そんな与太郎たちを、落語は愛らしく、面白く描いている。
学校にも、宿題はやってこない。忘れ物は多い。そんな与太郎たちがいっぱいいるはず。
学校こそ彼らを肯定して、愛らしく見守ってあげる場であるべき。だと思う。
#お笑いX学校教育
生きていくコツを掴む。
watcha東京でU-Teacherの実践に影響を受け、夏休みの1か月間、似顔絵の練習を続けた。
続けてみて感じたのは、別に僕自身の画力が上がったわけでは全くないけれど、似顔絵を描くときのポイントとか、ペンを使う時のコツみたいなものを覚えられたような気がする。
生きていく上では、ちゃんとできるようになったわけじゃないけど、なんーとなくコツを掴む、ということがすごく大事だと思う。
特支の子にとっては特に。
完全に余談だけど
先日、免許状更新講習で合唱法の授業を受けた。
S先生(僕の特支担任としての考え方を99%くらい作ってくれた先生)と「楽しそうじゃない?」って取ったら周りの人たちが音楽専科ばっかりだった。
僕はギターとかやってたクセにまともに楽譜が読めない。周りの人の音を聞きながら、音符を目で追いながらなんとか半日やり過ごした。
歌唱力は上がらなかったが、なんとなく歌う上でのコツみたいなものはすこーしだけ掴めた気がする。
お絵かき練習を続けてもう一つよかったことは、街でイラストを見かけると、「これ描いてみたい。」と思うことが増えたこと。
今まで音楽を聴いて「この歌歌えるようになりたい。」とか「このイントロ、ギターで弾けるようになりたい。」と思うことはあったが、絵を描きたいと思うことはなかった。
お絵かき練習を続けることで、自分の中に「絵描き」の要素が生まれた。
遊びも勉強も、継続は力だ!!
この夏変わったこと。
この夏watcha東京やTwitterで色々な先生方に出会って多くの影響を受けた。
・手書き学級通信
・けテぶれ
・仕事効率化
などなど試したい実践にもたくさん出会えた。
明日からは働き方を360°変えようと思う。
「元に戻ってるじゃん!!」
と突っ込まれるかもしれないけど、元に戻ってもいい。
大事な大事な1周。
watcha東京が夏休み後半だったらきっと影響をもろに受けて、興奮してあれこれ試していただろうなあ。ゆっくり一周する時間をくれたふたせん先生に感謝。
ただ1つ。watcha東京に参加して、色々な先生方と出会って大きく変わったこと。
それは自分のあり方。
今までは、「教師」という大きな枠の中に「自分」がいると思っていた。
これからは。「自分」の中に「教師」という要素があるだけということに気づくことができた。
自分の中に
「教師」
もあれば
「ミュージシャン」
も
「コント作家」
もあっていい。
「夫」
という立場も大切にしたい。
つまり、自分のやりたいこと、やっちゃおうってこと!
これが大きく変わったこと。
ルールに思いを乗せて。
去る8月12日にひたちなかで開催されたロック・イン・ジャパン・フェスティバルに参戦してきました。
初の夏フェスということで緊張しながらの参加でしたが、思っていたより安全で快適に過ごすことができました。
そこで印象に残ったのが、ライブとライブの間にアナウンスと画面表示で流れる注意事項。
これが素晴らしく、学級指導にも取り入れたいなと思ったので書き残したいと思います。
アナウンスの内容は以下の通り。
ロック・イン・ジャパン・フェスティバルでは、ダイブ、モッシュのような危険行為の禁止を強く呼びかけています。
私たちの身近なコンサートでダイブの被害による深刻な後遺症が残った方がいます。
このフェスティバルでは、このような事故による被害者も加害者も生みたくありません。
みなさんを守り、フェスティバルの存続を守るためにご協力をよろしくお願いします。
(うまく聞き取れなかったので一部曖昧)
このアナウンスが、淡々とではなくとても感情を込めた言い方で流れる。
その他にも
ライブマナーや
などの注意も流れていた。
サザン目当てで参戦したのだが、普段のライブではステージの近くに行くことができないので、悪いけど前のアーティストの番から前目に行っておこうかなーと考えていた。(もちろん前のアーティストも聞きたかったので)
しかし、このアナウンスを聞いて、やっぱりちゃんとマナーを守ろう!と思い直すことができた。
自分がマナー違反をして楽しむのは嫌だなと。
では、このアナウンスのどこが素晴らしいか分析してみた。
①「ルールの提示」
ロック・イン・ジャパン・フェスティバルでは、ダイブ、モッシュのような危険行為の禁止を強く呼びかけています。
②「違反した場合のリスク」
私たちの身近なコンサートでダイブの被害による深刻な後遺症が残った方がいます。
③「主催者の思い」
このフェスティバルでは、このような事故による被害者も加害者も生みたくありません。
④「ルールの重要性」
みなさんを守り、フェスティバルの存続を守るためにご協力をよろしくお願いします。
⑤「ペナルティの予告」
⑥「肯定的な声掛け」
そして・・・
⑦「前向きな声掛け」
この流れになる。
自分はこれを聞いていて、「主催者の思い」がとても大事だなと感じた。
このイベントをこんな風にしたい。
このイベントではこうなってほしくない。
このルールに乗せた思いがカギになっていると思った。
これを学級指導の場面。
例えば教室移動の場面での指示に当てはめてみると
今から図書室に行きますが、廊下を歩く時の約束を言います。
①「ルールの提示」
廊下を歩くときには声を出しません。足音も立てないように静かに歩きます。
②「違反したときのリスク」
他のクラスは授業中です。廊下がうるさいとお勉強ができません。
③「主催者(教師)の思い」
先生はこのクラスが、他の人に迷惑をかけるクラスになってほしくありません。
④「ルールの重要性」
学校のみんなが集中して勉強ができるように協力しましょう。
⑤「ペナルティの予告」
もしもあまり大きな音が出てしまう場合は、教室に戻って今日は図書は中止です。
⑥「肯定的な声掛け」
みんななら大丈夫だよね?
⑦「前向きな声掛け」
じゃあ「しーっ」で図書館まで行きましょう!
という感じでしょうか。
長くなっちゃいましたね。
長い指示はよくないと思うので、毎回はこれはできませんが、有難いことに担任は子供と過ごす時間を大量にもっているので、時々。4月の初めとか、学級が乱れてきたときとかに時間をかけて指示してみるのもいいかと思います。
○自閉症などの子に対しては感情を入れずに
「座ります」
「静かにします」
等の明確な指示がよいという教えがあります。
これは正しい思います。
支援が必要な子に対して、どのような声掛けが有効かは担任の先生がよくわかっていると思うので、その子に有効な声掛けをすればよいと思います。
○理由抜きにルールなんだから守るべき。という考えもあると思います。
これも正しいと思います。
ルールは守る必要があります。社会に出たらルール違反には罰があります。
しかし「ルールなんだから守る」を納得させるためには、
「先生が言うんだから正しいんだろう」
「先生が言うからにはなんか事情があるんだろう」
と思って貰えるような普段の信頼づくりが必要になります。
「ルールなんだから守れ」という指導は、結構もろ刃の剣だと思います。
短く、端的で、わかりやすい指示
普段はこれをとても意識しているけど、
教師のクラスに対する思い
を時々は乗せるもの大事だな~と感じたできごとでした。
一緒に最高の学級をつくりましょう!!
余談ですが、
前のアーティストの時にはフロントスペースに行かず、サザンの番になってからフロントスペースに行きました。
しかし一部のサザンファンがマナーを守らずずっと前方を陣取っていたという書き込みも見ました。これはもう本当にすみません。。。としか言えません。
少しでもルール違反、マナー違反がなくなりますように。