田中光夫先生「新学期スタートセミナー」#2(後半戦)
「ふくらはぎは第2の心臓」
これは今回のセミナーで1番学びになったことです!
なんのことかは、後ほど笑
それぞれお昼を食べて13時に再集合。
午前はレクリエーションルームでしたが、午後は場所を移して学習室へ。
待っていると田中先生を含め何人かが帰って来ない。
特に疑問も持たず周りの方とおしゃべりしていたのですが、それにしても帰ってこない。
ふとTwitterを覗くと
こんなツイートが!笑
どうやら入ったカレー屋さんが本格カレーのお店でなかなかカレーが出てこなかったらしい。
しかもウサギのパペットが玄関に落ちてたらしく会場に届いた笑
午前に決めたビーイングに「失敗しても笑える」とあったしみんなで爆笑。前回に続きハプニングがついてきます。
でもこれ、教室でもとても大事で担任の先生がミスったり失敗したりした時に責める空気になるか、「ドンマイドンマイ!」って空気になるかで子供たちの居心地も確実に違う。
先生も失敗するよ。先生もみんなも一緒に成長していこうね。っていうコーチングはとても重要だと思っています。
午後は学級作りの理念や実践について資料や動画を見ながらの学習。
■子どもの権利条約について
田中光夫先生の学級では『子どもたちの声と選択を尊重しよう』を大切に、「子どもの権利条約」を基に学級のルールや活動を作っている。
もちろん子供たちにも「子どもの権利条約」を教えながら。
例えば31の「休み、遊ぶ権利」
子どもたちには休む権利と遊ぶ権利があるから、休み時間に係や委員会の仕事を入れないし、自分達でもその権利を主張できるようになって欲しいと伝えているとのこと。
■自主学習について
・田中光夫学級の自主学習のコンセプトは「学びたいことを、学びたいときに、学びたい人と、学びたいようにやる」
・自主学習の時間をとって教室、図書室、廊下、ベランダどこで誰と学習してもいい。タブレットで調べてもいい。
・四の五の言わずにとりあえず体験してみようと言うことで、実際に20分間時間をとって好きなテーマで学習してコピー用紙1枚にまとめてみよう。あとで交流しよう。綺麗にまとまってなくても途中でもいいよ。と自習学習タイムスタート。一人で調べてもいいし、誰かと一緒にまとめてもいいし。その際に自己紹介カードの「今ハマっているもの」を参考にしてもいいかもね。
自己紹介カードを見ていたらとお隣に座っていたNさんが「筋トレ」と書かれていたので、筋トレについて質問して教えていただいたことをまとめてみました。
「じぇーすけの20分間自主学習のまとめ」
話は逸れるけど、Nさんに「お腹周り痩せたいんですけど、いい筋トレってありますか?」って聞いたお返事の一言目が「7時間以上寝る」だったんですね。普通運動の種類とかを教えてくれると思うんですけど、まず「休息」について言ってくれたことでグッと安心感と自分にもできる感をもてました。話す順番って大事ってこととNさんの話術を実感しました。
20分経って、まとめた内容をペアで見せ合い。僕が見せてもらったのは
・自主学習について
・漢字で漢字を書いてみる
・観葉植物の癒し効果について
・クラスリフォームについて
・「子どもの権利条約」と「特別活動」は両立するのか
◯みなさん短い間にいろんなテーマを見つけていておもしろかった。本当に感心するのは皆さんノートにまとめるのが上手い!字もうまいし図もうまいし、何よりレイアウトが本当にお上手。(僕の上のノートはブログ用にまとめ直した画像。それでもこのレベル。)
学級にも同じようにまとめることが苦手という子もいると思うので、基本のまとめ方やまとめ方のバリエーションなどが授業の導入でできたらいいなと思った。
☆田中先生は学級では、自主学習展覧会をしてお互いにコメントを書き合ったり、付箋を付け合ったりするそうです。初めはコメントを貰える子貰えない子に偏りが出るけど、「まだコメントもらってない子に積極的につけてあげようね」「自分がもらうことより、たくさんコメントあげられる人が素敵だよね」と価値付けていく。そのうちにたくさんコメントがつくようになっていくとのことでした。またその際に子供たちのいいノートを紹介して「◯◯君の技」みたいな感じで子供発信で広めていくとのことです。
◯皆さんが集中している中で僕だけインタビュー方式で学習していたのでご迷惑お掛けしました笑。ただこれも「好きな場所で学んでいい」というルールがあるため、うるさくて集中できないと感じた方が廊下やベランダに移動するという習慣がついていく。自分の席でというルールだと「うるさい静かにしろ!」という注意合戦になりがち、「相手を変えるんじゃなくて自分を変える」というクラスの土壌ができていく。
◯面白かったのは20分間が与えられて学習が始まった時にはみんな「どうしよう」「何について調べよう」って戸惑っていたんだけど、テーマが決まって調べ始めるとみんな集中し出して、終わりの時間になってもなかなかペンを止めない。もっと時間が欲しいってなっていた。自主学習に関する悩みの中でどこまでを自主学習のテーマとして認めるか、というのがあった。例えば「ポケモン」とか「ワンピース」について調べてまとめるのはいいのか。確かになんでもOKにすると学校の学習からどんどん離れていってしまう可能性もあるので多少の枠は必要かもしれないけど、この集中して何をか調べると楽しい、集中する時間は心地良いという経験はすごく大事だなと思いました。
■プロジェクト学習について
田中先生はプロジェクト学習を係活動に活用して、子供たちが本当にやりたいことをやらせてみている。
■給食・掃除について
給食・掃除は「自己決定•自己選択に挑戦させてあげられる時間」
使い方次第で子供の自己肯定感をあげることができる。
◯後半はペアトークと実践例を見る時間が多かったのでレポート感想は少なめですみません笑
前回はまだ持つ学級や子供の実態がわからない状態での参加だったのですが、今回はクラスの子どもの姿が見えての参加だったので自分の課題ややりたいこと大事にしたいことがよく見えたワークショップとなりました。もう参加者のみなさんとクラスメート感あるので、ぜひ定期開催して欲しいです笑。
田中光夫先生長時間のセミナーありがとうございました!!!!!