ALL教育フェスタ九州2018で話したことまとめ。
今回ALL教育フェスタ九州2018に呼んで頂き、特別支援の話をさせて頂きました。
そこでの話をちょっとだけまとめさせていただきます。
■まず自己紹介。
みなさんにも自己紹介をしていただきました。
学生さんの自己紹介とても簡潔で素晴らしい!だいたい教員の集まりだとここで時間がかかる(笑)
次に僕の師匠であるS先生の紹介をしました。
S先生はツイッターにも時々登場しますが、僕の特別支援担任としての考え方を99%くらい作ってくれた先生です。99%というのは、残りの1%が結構違うからです。そしてこの違う部分が僕なのです。
直前のkota先生の講演の中に24時間テレビの賛否について問う話がありましたが、これは僕も悩んだことがありました。
偽善じゃないのか。
感動の押し売りじゃないのか。
でもやらない善よりやる偽善。
実際に、助かっている人がいる。
そしてS先生に尋ねてみたことがあった。
「S先生は24時間テレビ好きですか?」と
S先生の答えはこうだった。
「ジャニーズがいっぱい出るから好き♡」
そう。全ての事柄に教員として正しい答え、態度をもたなくてもいいということを教えてくれた。こういうところが実に信頼できる人なのです。
☆困り感体験①
僕が言葉で指示を出しました。
① 小さい〇を2つ描きます。
② その周りにちょっと大きな〇を1つ描きます。
③ その上に小さな〇を2つ描きます。
④ その周りに大きな〇を1つ描きます。
⑤ 最後に大きな〇の上に△を2つ描きます。
聞いている人がいろいろな絵ができあがります。
ここで正解発表。
そして指導者から叱責。「何やってるの!先生言ったのと全然違うじゃない。」
しかし?これ子どもが悪いですか?教師の指示が悪いですよね。
というお話。
に+して、でも子どもに自由に描かせたい時もある。
明確な指示を足すときと、自由度を持たせるときの判断が大事。
■特別支援学級の1年。
勤務校の年間行事予定と、特別支援学級の年間行事予定を写して見て頂きました。
また、学級編成。学習の小グループの編成のお話をしました。
☆困り感体験②
利き手と逆の手で「ALL教育フェスタ」と書いてもらいました。
みなさん書き慣れているはずの字なのにうまく書けず苦戦していました。
ここで教師からまた叱責。
「どうして書けないの?もう大人だよね?かっこ悪いよ!真面目にやりなさい。」
当然ですが、わざとです。(嫌いにならないで汗)
発達障害の子どもの困り感と、それを怒られた時の気持ちを体験していただきました。
■特別支援学級の1日
勤務校の時間割をお見せして、特別支援学級の授業についてお話ししました。
●特別支援学級の教科書について
●生活単元学習の説明。
●算数の授業実践
高学年での授業実践例。
低学年の授業の実践報告を行いました。
●国語の実践
子どもの漢字テストの例を見て、どこまで丸にするかをみんなで考えました。
また、通常学級の教科書の内容が難しい児童にどのような教材を扱うかなどの実践例を紹介しました。
■保護者の願い。保護者の想い。
特別支援学級の保護者は考えもさまざま。願いもさまざまです。
そういった保護者の願いを、受け入れつつ、こどもたちの成長を考えていく必要があります。
■先生になるみなさんへ。
特別支援学級は、学校の中で忘れられてしまうことがときどきあります。
これはもちろん、特支の担任の努力も必要なのですが、ちょっとだけちょっとだけ頭の片隅に彼らもいることを覚えていてほしいことを伝えました。
■そしてまとめ
特支の子たち、苦手なこともある。こだわりもある。でもちょっとだけ手を差し伸べると
特技に変えてあげることもできるかもしれない。
というお話をさせて頂きました。
そして最後に「生活指導大喜利」をちょっとだけやって終わりました。
生活指導大喜利についてはまた今度。
参加者のみなさん本当に熱心でこちらがたくさんパワーをもらっちゃいました。
スタッフのみなさんありがとうございました。